お知らせ | 動物の再生医療を中心とした先端医療技術・サービスの開発・提供セルトラスト アニマル セラピューティクス株式会社

お知らせ

「日本獣医再生医療学会 第14回年次大会」にてセミナー開催及びポスター発表を行いました。

2019.03.12更新

当社は、2019年2月2日(土)~3日(日)に開催された「日本獣医再生医療学会 第14回年次大会(アットビジネスセンターPREMIUM新大阪)」にて、2日間に亘り、セミナー開催とポスター発表を行いました。

◆当社主催セミナー 1日目

本大会初日ではまず、当社の福田 威(臨床診療部門長)と牛草 貴博(技術顧問)が『再生医療を行う前にやるべきこと ~トラブルを回避するための倫理とインフォームド~』をテーマに据え、昨年4月1日に施行されたガイドライン『犬及び猫における 再生医療及び細胞療法の安全性確保に関する指針』(日本獣医再生医療学会公式サイト内 http://jsvrm.jp/download/gideline_180301.pdf )について解説。再生医療・細胞治療法の実施者が注意すべき基本事項を説明するとともに、当指針を踏まえて再生医療・細胞治療を行っている当社の「動物再生医療センター病院」での事例を紹介しました。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の臨床診療部門長 福田 威(左)と技術顧問 牛草 貴博(右)。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の臨床診療部門長 福田 威(左)と技術顧問 牛草 貴博(右)。
「動物再生医療センター病院」の院長も務める福田 威 臨床診療部門長が、細胞治療に係るインフォームドコンセントの事例も紹介しました。

続いて、当社の久保 雄昭(細胞培養開発部門長)、岩木 義英(臨床開発部門長)、鳥居 こずえ(臨床診療部門)の3名により『細胞治療の実用化に向けたセルトラストの取り組み』を紹介。当社の「動物再生医療センター病院」にて構築した、細胞培養の品質マネジメントシステム(QMS)や、そのシステム管理下で培養した細胞(cMSC)を用いた、イヌの慢性腸症(CE)・乾性角結膜炎(KCS)に対する臨床研究の内容について説明。当研究で得られたエビデンスを踏まえ、従来の標準治療で効果のなかった症例に対して、細胞治療が新たな治療法の選択肢となりうる可能性を示しました。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の細胞培養開発部門長 久保 雄昭(左)、臨床開発部門長 岩木 義英(中央)、臨床開発部門 獣医師 鳥居 こずえ(右)。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社の細胞培養開発部門長 久保 雄昭(左)、臨床開発部門長 岩木 義英(中央)、臨床診療部門 鳥居 こずえ(右)。

◆当社主催セミナー 2日目

本大会2日目では、「動物医療センターもりやま犬と猫の病院」の院長 淺井 亮太先生をゲストに迎え、『細胞治療の普及に向けて』をテーマに据えたシンポジウム形式のセミナーを開催。一般診療を中心に行っている一次動物病院での再生医療・細胞治療への取り組み・現状を踏まえ、今後の再生医療・細胞治療の普及に向けた課題や問題点について討論を実施。品質や安全を担保すべく、一次動物病院をはじめとした関係者が連携し、細胞や診療データを相互に共有・活用できるような「新たな仕組み作り」を行っていくことが、今後の普及においてのポイントとなることを当シンポジウムにて確認しました。

動物医療センターもりやま犬と猫の病院 院長 淺井 亮太 先生

動物医療センターもりやま犬と猫の病院 院長 淺井 亮太 先生


当シンポジウムには当社の福田 威 臨床診療部門長、牛草 貴博 技術顧問もパネリストとして参加。

当シンポジウムには当社の福田 威 臨床診療部門長、牛草 貴博 技術顧問もパネリストとして参加。

セミナーの最後には、当社の都築 博彦(取締役)が、再生医療等安全性確保法や医薬品医療機器等法などの、人獣医療分野を取り巻く再生医療の現行法規制を解説。臨床獣医師の誰もが、信頼性の高い細胞治療・サービスを適正に実践できるような「社会システム」が必要であること、また、そのシステムを当社が中心となりながら開発・構築していく予定であることを発表しました。

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社 取締役 都築 博彦

セルトラスト・アニマル・セラピューティクス株式会社 取締役 都築 博彦


当社のセミナーには連日150名程の獣医療関係者の方が参加されました。

当社のセミナーには連日150名程の獣医療関係者の方が参加されました。

◆ポスター発表

上記のセミナーと並行し、本大会のポスターセッションブースにて『イヌの難治性乾性角結膜炎(KCS)における間葉系幹細胞を用いた治療法の有効性についての検討』についてのポスター発表を実施。当社の「動物再生医療センター病院」にて実施した臨床研究で得られたデータを示しつつ、標準治療に反応しない症例に対する細胞治療の有効性を当ポスターにて発表しました。
また、当社と共同研究を行う麻布大学と共同出展した『犬皮下脂肪由来間葉系幹細胞の静脈内投与における安全性の検討』についてのポスター発表が、本大会での「ポスター奨励賞」を受賞しました。

イヌの難治性乾性角結膜炎(KCS)における臨床研究のポスター内容(左)来場された獣医療関係者の方に説明を行う当社の鳥居 こずえ 獣医師(右)

イヌの難治性乾性角結膜炎(KCS)における臨床研究のポスター内容(左)
来場された獣医療関係者の方に説明を行う当社の鳥居 こずえ(右)

今後も当社は、一次動物病院やアカデミアなどの様々な関連団体と連携しつつ、『獣医療分野における再生医療・細胞治療』を中心とした先端医療技術やサービスの実用化、普及を通じて、獣医療に貢献してまいります。